学芸員の方の案内で、初めに国府多賀城駅の改札前の地図でコース説明。
あやめ園に入り、すずめ山に登る。なぜここが「すずめ山」と呼ばれているのかは分からないそうだ。あやめまつりで歌や踊り、演奏などに使われる舞台がきれいになっている。しかし、今年のあやめ祭りも中止が決まったそうだ。(花を楽しむことはできる。)
この、少し盛り上がっているところが、多賀城外郭の築地(ついじ)。正確には、この下に築地跡がある。発掘調査の後、保存のため土を被せているとのこと。
ここは外郭の南門跡。歴史まちづくり法の認定を受け、2024年度までに南門を復元させる計画だそうだ。
多賀城碑(壷の碑)のそばには、緑色のベストを着たボランティアガイドの方がいらした。多賀城碑は明治期には、偽物ではないかといわれたが、調査の結果、本物とされたらしい。どうやって本物だと判断したのかは聞きそびれた。あれっ、良く見ると向こうから歩いてくるのはノルディックウォーカーではないか。
政庁跡へ続く石段を登る先ほどのノルディックウォーカー。カッコいいね。
実はこの石段は復元したもので、本物の石段は土の下に保存されている。
- 正殿跡は、震災で発生した亀裂やゆがみを修復するための工事に入っていてシートで覆われていた。しかし、この機会を利用して約40年振りの発掘調査も行うそうだ。
学芸員の方の説明はここで終わって解散。ここまで、だいたい1時間半。歴史博物館まで戻り、歩いた距離は約3.3キロメートル。コースはこちら。