日本三奇のひとつ、御釜神社の四口の釜が表紙
帯には「ご神体は釜か?/祭神塩土老翁とは誰か?」と興味がそそられる文言
私が全国の塩竈神社めぐりをしていると知って、友人がこの貴重な本を貸してくれました。
昭和47年に塩竈神社の元宮司が著した本で、その後絶版になったものの平易な文章に改められ平成17年に新版として刊行されました。しかし、この本もすでに手に入りにくい様です。
1ページ目を少し引用します。
「日本三景の一つ、松島はあまりにも有名である。・・・にもかかわらず、すぐそばにある塩竈神社に立ち寄る人は少ない。・・・だが、たまたま参拝された方は、ああこんなに古式をつたえるゆかしい神社が塩竈にあったのかと思い・・・ また、古代史に関心をもつ人なら、大和政権の東北拠点であった多賀城との関係や、古代の塩との関係でもいかにいろいろな謎があり、まだわからないことの多いことには驚かれることであろう。」
この出だしから、もうワクワクです。
特に多賀城と塩竈神社とを結ぶ古道の謎など、郷土ウォーカーとして知らずにはいられません。
今夜は読みかけの小説はそっちけで、このレア本を読みあさります。