塩竈市杉村惇美術館のかるたの舞台をめぐる旅は、チョー久しぶり。
今回(2018年4月29日)訪れたのは、加美町中新田の宮城県指定無形民俗文化財「初午まつり 火伏せの虎舞」です。
中新田の街なかは、もう大賑わい!
色鮮やかな山車に先導する「虎たち」が防災や家内安全を祈願しながら各家を回っていました。
中勇酒造店の池で虎の演舞
祭典本部となりの虎やでは屋根の上での演舞。昔、強風により火事が多かったため、「雲は龍に従い、風は虎に従う」の故事にならって虎の威を借りて風をしずめ、火伏せを祈願したのが起源。
虎を演じるのは地元の中学生。太鼓は高校生だそうです。
火伏せのお祭りだけに消防団が継承をしていて、代々地元の子供たちに伝えている様子がうかがえます。
そういえば演舞に見とれて、印刷して持って行った「かるた」と一緒の写真を撮るのをすっかり忘れていました(泣)
練達の 火伏の虎舞 甍(いらか)踏む
(かるたの絵と句の著作権は、塩竈市杉村惇美術館にあります)
せっかくなので、山車とも一緒に。
この「かるた」が無ければ行ってみようとは思わなかった火伏せの虎舞。
実際に見てみると、地元の方々がしっかりと伝統文化を守っている様子が感じられ、非常に見応えのあるお祭りだと思いました。
出店もたくさんあったので、もう少しのんびりしても良かったかな。そして地酒「真鶴」の試飲もしたかった(笑)
(おまけ)瓦屋根の上にあるオブジェ