大川小学校の犠牲者合同供養式

　今朝の朝日新聞の１面を見て愕然とした。児童74人、教職員10人が犠牲となった石巻の大川小学校の合同供養式の写真が載っていたからだ。これほど多くの子供たちの遺影が並べられた祭壇を見たことがあっただろうか。地震で校庭に避難してから、高台に逃げようとしているところに大津波が来て流されてしまったらしい。早く親に会いたいと思う子供たち。児童を守ろうとした先生方。考えるだけで涙が出てくる。
　大川小学校の近くには、残したい日本の音風景100選の「北上川河口のヨシ原」がある。津波でなぎ倒されて泥をかぶってしまったが、新しい芽が出てきたそうだ。被災地が落ち着きを取り戻しヨシ原が再生した頃、無くなった方々の供養をしに行きたいと思う。川面を渡る風にヨシの触れ合う音は、いつもと違った音に聞こえることだろう。