蔵王からの帰り道、エコーラインの賽ノ磧(さいのかわら)にある蔵王寺の三角点を見に立ち寄りました。
お参りしてから境内をぐるぐる探し回ったのですが、ぜんぜん見つけられません。
ぜんぜん関係ないけど、建物の裏には蔵王を背にした大きな供養塔「万霊塔」がありました。
もう仕方ないので、思い切って住職さんに尋ねてみたところ・・・
「あぁ三角点ね。以前に国土地理院が調査に来て、GPSで計測すると三角点はあの山(写真)の位置になるそうなんだけど、結局見つけられずに帰ったんだ。」ということでした。
一応少し探してみてもいいですか?と尋ねると「お地蔵さんに失礼のないようにして頂ければいいですよ。」と許可をいただきました。
さすがにお地蔵さんに足を掛けて登るわけにはいかないので、右から裏側にまわってみると、なんとか行けそうな場所があったので、そっとそぉ~と登ってみました。
すると、あれっ、三角点の標石があるじゃないですか! ちょっと拍子抜け。
三等三角点 賽河 1246.1m
素人でもこんなに簡単に見つけられたのに、国土地理院の調査官が見つけられないというのは変ですね。もしかしたら、その当時は石に埋もれていて、そのあとに誰か(きっと三角点マニアでしょう!)が探して石をどけて見えるようにしたのかもしれません。
住職さんにお礼をしようと思いましたが姿が見えなかったので、もう一度参拝をしてから帰ってきました。
もしこの三角点を見に行かれる場合は、ぜひ住職さんに断ってからの方がいいと思います。お寺とはいえ私有地ですし。そして、この山は供養の石が積まれているだけですのでとても崩れやすいです。ぜひ十分に気をつけて探してみてください。(決してオススメするものではありません)