先日「大腸がん予防にはノルディックウォーキングが最適!」という記事を書きましたが、それの元になったNHKガッテンのページには、特にエビデンス(科学的根拠)は掲載されていませんでした。
そこで、日経Goodayの「運動すればがんの進行を抑えられるってホント?」というページに具体的なエビデンスが載っていましたので紹介します。
例えば、大腸がんと診断された人のうち、対象者を20年間調査したところ、運動量が多い人ほど死亡率が低かったそうです。また前立腺がんと診断された患者に治療と同時にウォーキングを指導したところ、「1ヵ月に120km以上のウォーキング」をしている人たちは、死亡率が半分に抑えられたということです。
なぜ運動によってがんの進行を抑えられるのか?
それは、前立腺がんの「エサ」になるテストステロンというホルモンや、大腸がん細胞を増殖作用のあるIGFという物質が筋肉で消費されるからではないかといわれています。
もちろん運動によるがんの予防効果もあり、運動していない人に比べてウォーキングなどの運動をしている人はがんの発症リスクが少ないというデータもあります。
運動をしていればがんにならないというものではありませんが、発症リスクを下げられるのは間違いないようです。
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