つづき
ブックエイドのスタンプラリーをしながら街なかを歩いてみました。これはJR石巻駅。かわいらしい駅舎です。
駅前にあるラジオ石巻に寄ってみたのですが休みでした。ここで「おらほのラジオ体操」のCDを買おうと思っていたのに残念！
街なかには、このように石ノ森章太郎が産んだキャラクターのモニュメントがたくさんあります。「♪誰がために、たたかう～！」
「へん～しん、とぉっ！！」
「♪バンバラ、バンバンバン！」
なんか見ているだけでワクワクします。
スタンプラリーのポイントは全７カ所。最後はこの山の向こうにある石巻市図書館です。山を迂回するルートもあるのですが、あえてこの石段を登ります。数えたら237段ありました。
一箱古本市の表彰式にて。マイクを持つのは、一箱古本市の発起人 南陀楼 綾繁（なんだろうあやしげ）さん。
なんと、私たちは立町復興ふれあい商店街会長賞を頂くことができました。会長さん、本当にありがとうございます。（写真右端の方） 少しは石巻のみなさんのお役に立てたでしょうか？
ますます一箱古本市にハマってしまいます。
今回出品した本の中には、自分の子供に読み聞かせをしてあげた本が何冊もありましたが、それを買って頂いたことが一番うれしかったです。実際に赤ちゃんを抱いたお母さんに買って頂いた本もありました。想い出と一緒に本棚にしまっておくのもいいですが、また誰かの役に立つのも、その本にとって幸せなことだと思います。
さて、思いがけず賞を頂いて気分を良くしたので、石巻で食事をしてから帰ることにしました。ところが駅前の石巻やきそばの店はもう閉店。
クルマで帰る途中に寄った「デリシャス」という中華ファミリーレストラン。私は当然石巻やきそば（店のメニュー名は、ソースやきそば）を注文。ここは昔から地域に愛されている店の様で、家族が頼んだ他のメニューも文句なく美味しかったです。
石巻に行った記念としてダイビングスーツの素材で作ったペットボトルホルダーも買ってきました。なかなか他には無いデザインで目立ちます。
石巻市内では、大きなザックを背負った外国人をけっこう見掛けました。ボランティアで来ているのでしょう。
ボランティアは出来そうにないけれど、何か自分にできることは無いかと思っている方は、ぜひ石巻にも足を運んでみてください。商店街を歩きながら、オブジェを眺めたり、常設のマンガロードスタンプラリーをしたり、石巻やきそばを食べたり、ちょっとお土産を買ったりと、それだけでも良いと思います。
観光気分で被災地に行ってはいけないのではと考えている方も私の周りにもいますが、決してそんなことはありません。被災地は今どうなっているんだろう、でも、単に美味しいものが食べたいでも、動機は何でも構いません。自分の足で歩き、自分の目で見ることが大切だと思います。これから復興しようとしている方々にとって、いちばんつらいのは、何事も無かったかのように忘れら去られることなんですから。
