今日6月3日は測量の日です。
昭和24年6月3日に現在の「測量法」が制定されたことに由来します。
「測量は地表面上の地点の相互関係および位置を確立する科学技術である。」
地表面上の地点は経緯度と高さ(水準)で特定されます。
先日、その経緯度と水準の原点を見に行ってきました。
まずは日本経緯度原点
このようなビルの谷間にあります。
住所は東京都港区麻布台。東京タワーのすぐ西側と言った方が分かりやすいですね。
ちょっとしたポケットパークの様。
かつてこの地には東京天文台が置かれ、天体観測の機器「子午環」の中心位置を地図測量の原点と定めたそうです。
これが日本の経度、緯度を決める基準となる日本経緯度原点です。(真ん中の丸い金属標)
東経139°44’28.8869”
北緯 35°39’29.1572”
方位角32°20’46.209”
振り返ると東京タワーとアフガニスタン大使館
行き止まりの道なので、ここに来ようと思わなければ来ることはありません。
さてお次は・・・
国会議事堂の前を通り、向かい側にある憲政記念館の公園に入ります。
このローマ神殿の様な石造りの建物が日本水準原点標庫です。
この近くは何度も通ったことがありますが、まさかこんな貴重なものがあるとは知りませんでした。
この立派なレリーフの向こう側に水晶板があり、そこに刻まれた目盛りの高さは24.3900メートル。この値は、東京湾の平均海面高さをゼロとしています。
普段は中を見ることができませんが、毎年測量の日の少し前に一日だけ一般公開されており、今年は5月18日でした。いつか機会があったら見てみたいです。
日本経緯度原点や日本水準点について詳しく知りたい方はこちらのページをどうぞ。