しおがま散策・体験まちあるき2016春
「苑丁さんと塩竈神社の樹木を見る」コース に参加しました。
苑丁(えんてい)さんとは、塩竈神社の草木を管理する方です。
初めに、タラヨウの葉に書かれた「名刺」を頂戴しました。
ノック式ボールペンの芯を出さずに書いたそうです。書いてしばらくすると文字が黒くなってきます。
これが「葉書」の原型。
樹齢800~1000年といわれる御神木
根をを守るために
何かすごいエネルギーを感じます。
天然記念物の塩竈桜について説明中。
休憩タイムに苑丁さん特製の野草茶を頂きました。
ドクダミ、柿の葉、目薬の木、ヨモギ・・・あとは何だったかな?
東北には自生していない、なんじゃもんじゃの木(ヒトツバタゴ)も白い花を咲かせていました。
昔どなたかが神社に寄贈されたのでしょうね。
ベニガクアジサイ(まだ咲いていないので写真で説明)
日本のガクアジサイがヨーロッパで品種改良されたのが、
神社には、寄贈や記念植樹で毎年植物が増えているが、日当たりの良い場所が無くなってきているので、最近は日陰でも育ちやすいアジサイなどを記念植樹に使うようです。
樹齢270年のエドヒガン
老木なので、支えが必要です。
その支えの木が腐らないよう、防腐剤を注入する穴も設けられています。
説明されなければ気が付きませんね。
こうやって手間暇かけて草木を守っておられるのです。
四方竹(しほうちく)
植えたときは数本だったのに、いつの間にか増えていたそうです。
秋にタケノコが出るそうですが、ここから採ってはいけません。
断面が四角い
クマガイソウも見ることができます。
こちらも普段は入ることのできない「神苑管理作業所」
「探検バクモン」みたい。
苑丁さんはしめ縄も作られています。稲ワラの節を合わせてキレイ並べるだけでも大変そうです。
2時間の苑丁さんガイドはとても楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。
ランチはホテルグランドパレス塩竈で。
植物園かと思うほど樹木や草花の多い塩竈神社境内。その敷地面積は約9300坪もあります。これを維持管理するだけでも大変なのに、苑丁さんは様々な技術を取り入れて植物を元気にしていらっしゃいます。
しっかり手入れをすれば、いつまでも花を咲かせられるし美しくいられるんだな。
人間も同じかもしれませんね。