好歩好日 ~Good Life with Nordic Walking~

美しい風景や街並み、ステキな方々、美味しいものとの出会いを楽しみに地元を歩くのが好きな「郷土ウォーカー」のブログです。 最も効率良く歩ける手段としてノルディックウォーキングを愛好しています。 歩くことでカラダだけでなくいつの間にかココロも元気になっている、そんな「歩き」を広めていきたい。主に宮城県を中心としたノルディックウォーキングの情報も掲載しています。(ページの最後にNWイベント情報をまとめたカレンダーがあります。PC版でご覧下さい。)

ぶどう狩り

 今日は家族みんなで楽しみにしていたぶどう狩りの日。目的地は山形県南陽市にある「ぶどう園ささき」。仙台からだと山形道山形蔵王ICで下り、国道13号を南下して約40分くらい。白竜湖を南に臨む斜面に広がるぶどう園で、ここのぶどうはとても美味しく、毎年の様に行っている。このぶどう園は傾斜になっているので、お年寄りにはちょっとつらいかもしれないが、この斜面が美味しいぶどうを作る環境に適していると考えれば、それは致し方ないところ。
 デラウエアとスチューベン、ナイアガラの3種が食べ放題、時間無制限で、小学生以上一人600円。2歳の次男は無料。さっそくぶどう園に入り、まずはデラウエアから。以前にここのおじさんから教えてもらったことだが、どれもスーパーで売ってるものよりも美味しいが、その中でもぶどうの粒がまばらになったものが特に美味しい。知らないとついつい、房の形が良くて、粒がたくさん付いたものを選びがちだが、実が熟し粒が落ちてまばらになった房の方がより美味しいという訳だ。
 そういえば、今回またぶどう園のおじさんに聞いて始めて知ったことだが、種なしぶどうは、種の生長を抑制する薬を、房がまだ小さいうちに一つひとつに浸して作るんだそうな。しかも1回ではダメで薬は2回かけなければならない。今でこそ2回目の薬だけは噴霧器でかけられるようになったが、昔は1回目も2回目も一房づつ薬に浸していたとのこと。これほどの手間をかけて作っていたとは、全然知らなかった。採ったぶどうは一粒も無駄にせず、感謝して食べろよ、と子供たちに言い聞かせる。
 デラウエアにも飽きてきたので、次はナイアガラ。緑色の実はとてもいい香りでさわやかな味。その次はスチューベン。これもまた違った味で、3種類を楽しむことができた。とは言ってもやはり種を出すのがめんどくさく、ナイアガラとスチューベンを一房づつ食べた後は、再びデラウエアに戻る。子供たちも、種なしのデラウエアがいちばん食べやすそう。カミさんはぶどうが大好きなので、間違いなく元は取ったと思われる。
 ぶどうで一杯になったお腹を抱えながら、受付のところに戻る。ぶどう園のおじさんおばさん達が言うには、先日テレビ東京の番組で、俳優の田中建が来てここのぶどう園を撮っていったらしい。話を伺っている最中、山形新幹線が通るのが見えて次男は大喜び。今日は見えなかったが、ここは吾妻連峰や飯豊連峰が一望できるとても眺めの良い場所。この景色の良さも、このぶどう園に毎年足を運ぶ理由の一つかもしれない。
 帰りは、高畠町を通り国道113号で白石市に抜けるルート。途中、映画「スウィングガールズ」の学校の舞台となった高畠高校を見るため、高畠の町なかを通る。今度高畠高校は移転となるため、今の古い校舎は取り壊されるらしい。残念。またレンタルDVDでスウィングガールズ観てみようかな。