好歩好日 ~Good Life with Nordic Walking~

美しい風景や街並み、ステキな方々、美味しいものとの出会いを楽しみに地元を歩くのが好きな「郷土ウォーカー」のブログです。 最も効率良く歩ける手段としてノルディックウォーキングを愛好しています。 歩くことでカラダだけでなくいつの間にかココロも元気になっている、そんな「歩き」を広めていきたい。主に宮城県を中心としたノルディックウォーキングの情報も掲載しています。(ページの最後にNWイベント情報をまとめたカレンダーがあります。PC版でご覧下さい。)

多賀城・文化遺産発信 講演会と遺産めぐり(二日目)

昨日の講演会に続き、今日は市内の遺産をめぐります。


史遊館.jpg
集合場所の史遊館には、縄文時代から江戸時代までの多賀城市の歴史を紹介する展示室があります。

写真はありませんが、このあと多賀城文化センター内にある埋蔵文化財調査センターの展示室も見学しました。史遊館もこちらも無料で見ることができるのに展示内容が豊富で驚きでした。


末の松山.jpg
バスに乗って最初に訪れたのは、歌枕で有名な「末の松山」です。
「すゑのまつやま なみこさじとは」  東日本大震災津波多賀城をのみ込みましたが、古来より詠われたこの地だけは被害から免れました。

 

浸水域.jpg
末の松山から十数メートル先では、ここまで浸水したのです。

 

沖の石.jpg
こちらも歌枕で有名な「沖の井(沖の石)」です。 平安時代の女性と共に大伴家持さんまで登場。ボランティアガイドの会代表に似ていますが、気のせいです。

 

壁画.jpg
再びバスで移動し、貞山運河沿いの壁画を車窓から見学。

 

大代横穴墓群.jpg
次は、古墳時代の豪族の墓である大代横穴墓群です。ここから出土した大刀(たち)により、大和政権との結び付きが強かったものと考えられているそうです。

 

多賀城碑.jpg
バスで多賀城碑まで戻ってきました。ん、誰かいるぞ!

 

芭蕉翁.jpg
松尾芭蕉さんではありませんか。貴重な機会なので、壺の碑(多賀城碑)を見て涙した訳を、多賀城では句を詠まなかったのはなぜかを教えて頂きました。

 

政庁跡.jpg
最後は多賀城政庁跡です。震災の復旧工事に合わせた調査も終わり、後殿の礎石も復元されていました。

 

今回は駆け足での見学でしたが、多賀城市職員の方やボランティアガイドのみなさんの説明で、とても興味を持つことができました。これからすこしづつ自分でも学んでいきたいと思います。