多賀城政庁などの屋根瓦を焼いた窯跡は3カ所見つかっていて、国指定の史跡になっています。
大崎市田尻にある木戸瓦窯跡
8世紀の初め頃に多賀城政庁や多賀城廃寺(観音寺?)などの屋根瓦をここで焼いていました。
多賀城からずいぶん遠く離れていますが、きっとこの辺りで瓦に適した粘土が採れたからなのでしょう。
斜面に掘られた窯をイメージできるよう、ツツジが植栽されています。
多賀城政庁の外郭も一部が植栽で再現されていますから、それと同じですね。
もらう人が多いからか、それともそんな人は珍しいから?
そして木戸瓦窯跡に隣接して六月坂遺跡があります。
遺跡は公園として整備されていますが、県道から逸れたところにあるし案内板も無いので気づかれることは少ないでしょう。それも保存方法の一環か?
多賀城政庁跡にも六月坂地区がありますが、それと関連して名付けられたのでしょうかね?
六月坂地区の地名の由来は、毎年六月に何らかの行事が執り行われたことから名付けられたのではないかという説があります。