- 塩竈deひなめぐり2013の2日目。今日からまち歩きガイドが始まりました。
昨年このまち歩きガイドに参加して、とても勉強になったので今年も楽しみにしていたのです。(昨年の様子はこちら)
- 集合場所はグランドパレス塩釜です。
初めに、グランドパレスの七段飾りでひな人形の由来、並べ方、表情の違いなどを教えて頂きました。
矢部園のショーウィンドウには三段飾りがありました。
味噌醤油醸造元 太田屋の享保びな。3.11の津波では座敷の上まで泥を被ったそうですが、ひな人形は天袋に保管していたので助かったそうです。
丹六園の土人形のひな壇(奥)と、けしびな(手前)。享保年間に次第に大きく華やかになった享保びなに対し、幕府がぜいたく禁止令を出したため、小さなひな人形が作られるようになり、けし粒の様に小さいということで、けしびなと呼ばれるようになったのだそうです。
榮太桜のおひなさま。津波を被ったひな人形で、昨年は汚れが少し残っていましたが、今年はすっかりキレイになっていました。
ひろ埜の伊万里焼きのひな人形。ご主人が説明してくれました。伊万里焼の中でも高級なのが鍋島焼で、将軍家にも贈答された・・・。すみません、覚えられませんでした。
- チョコレート工房クレオバンテールの内裏びな。男びなと女びな一対だけの場合を内裏(だいり)びな といいます。
(期間限定の雛ショコラも、ものすごく気になりました。) - 熊久商店の享保びな。五人囃子の楽器などの小物は無くなってしまったとご主人がおっしゃっていました。でも300年前の人形がこうして残っていることだけでも価値があります。実は仙台箪笥のひきだしを開けて飾り段にしています。この箪笥の中に人形を仕舞っておくのだそうです。
旧亀井邸でまち歩きガイドは終了です。
今日は天候が悪かったためか、参加者は私も含めて4名だけでした。でもその分、しっかりとお話を伺うことができました。
まち歩きガイドは3/3の最終日まで毎日開催されます。ガイドさんに着いて歩けば、お店に入って何も買わないのは気が引ける、という方でも安心です。それに、ただ見て回るよりも説明を聞くと楽しいですよ。
ぜひ塩竈のまちをひなめぐりしてみてはいかがでしょうか。