今年(2014年)の4月始め、蒲生の日和山が標高3メートルの山として認定されたと報道されました。これで、大阪の天保山(4.5メートル)を下回り、「日本一低い山」に返り咲いたことになります。
2011年の大震災による大津波で削られてその姿を変えてしまった日和山ですが、国土地理院が再調査した結果、標高が確定しました。
その日和山を目指して歩くことにしました。
スタート地点は、仙台港のサーフスポットで有名な駐車場。
駐車場から片側2車線の道路を歩き、蒲生地区の住宅地へ。ここは災害危険地域に指定されており、住宅の新築や増築が禁止されています。
高砂神社
松の防風林に囲まれた場所だったはずですが、今残るのは6本だけです。
(写真向かって一番左が2本重なっている)
「たかさごじんじゃのろっぽんまつ」として大切にされています。
ここが日和山です。訪れた人たちが石を積み重ねてつくったケルンもあります。
実際の測量位置を示す基準点はどこにあるのか分かりませんでした。
東北大学理学部生物学教室の研究者のみなさんが蒲生干潟の調査をしているようでした。
さて、来た道を戻るのではなく、今回はココを行けるところまで行ってみます。
地図上で確認した限りでは駐車場に戻れるはずです。
特に通行禁止にはなっていませんでしたが、津波の被害がそのまま残っているので、注意して歩く必要があります。(実際に通行される方は自己責任でお願いします)
大型コンテナがまだ残されていました。
この土嚢の上を歩き、ヤブ漕ぎをしながら進むと、
広い草地に出ました。
草地を少し進んでから砂浜を背にして歩いて行けば、駐車場につながる道路にでます。
(写真は道路側から撮ったものです)
歩行距離約2.7kmのちょっとした冒険でした。こんどは逆方向で歩いてみたいです。
歩いたルートはこちらです。
実際に歩かれる方は自己責任でお願いします。