その1からの続き
源流?を確認したら、また下ります。
今度は先ほどの沢が広瀬川に流れ落ちる様子を眺めます。
場所は観光周遊バス「るーぷる仙台」が走るような幹線道路沿いです。
牛越橋を横目に。
5)三居沢発電所
ここは日本の水力発電発祥の地です。最初は紡績工場の電灯をを灯すために発電が行われました。なんと紡績機自体は水力で動かしていたそうです。
三居沢電気百年館の館長さん?にも説明を頂きました。
6)不動の滝
三居沢電気百年館のすぐ裏手にあります。
円弧状に削られた断崖から、落差20mほどの滝が流れています。
広瀬川に架かる牛越橋を渡ります。秋の風物詩、芋煮を楽しんだ学生たちが帰り支度をしているところでした。
牛越橋を渡った後、ものすごく急な階段を下ります。これも河岸段丘だからこそ?
歩道のアスファルトがのきなみ剥がされていました。今年9月の関東東北豪雨での記録的な増水によるものです。
産業や暮らしに欠かせない水ですが、ときに自然は牙を剥くことを忘れてはいけませんね。
広瀬川の支流に架かる橋の名前は「滝前橋」。どこに滝があるのかというと・・・
7)鶏沢(にわとりさわ)
この滝のことでした。この沢によって削られた谷によって、ニワトリの鳴き声がよく響いたので鶏沢と呼ばれるようになったのではないかということでした。
案内がなければ絶対に通らないような路地を通って、
またまた長い石段を上って、ひとつ上の段丘に向かいます。スリバチ地形を体感!
国道48号線(作並街道)沿いの四谷用水を見学。暗渠になっていますが、今でも水が流れているそうです。
山上清水(さんじょうしみず)
仙台三清水のひとつで、現存しているのはここだけのようです。
すぐ手前(階段の下)を四谷用水が通っています。
唸坂(うなりさか)
あまりにも急なので、荷物を曳く牛が唸りながら通るほどだったので唸坂。
こんど歩いて行ってみよう。
鶏沢に架かる橋の欄干には、ニワトリのレリーフ
その鶏沢が刻んだ地形を見るために、またまた上ります。
手前のカーブが鶏沢によるもの。正面の森が大崎八幡宮です。
8)大崎八幡宮
ここでゴールです。
今日、ガイドをしてくださった皆川典久さん。
水の流れや、それによって作られた地形、垣間見られる人々の暮らし。
とても楽しいガイドツアーでした。しかも上り下りも多くてペースも速く、ウォーキングとしても十分楽しむことができました。
また次の企画も楽しみです。
ガイドの皆川さん、企画されたスタッフのみなさん、ありがとうございました。