インターバル速歩の効果は？

昨日に引き続き、インターバル速歩についてです。

現在もよく言われている「一日一万歩」の効果検証をしたところ、血圧が少し下がったり血液が少しサラサラになることが明らかになったものの、一番大事な体力向上に効果が見られなかったということです。

なぜならば、通常のウォーキングでは負荷が弱すぎるために最高酸素摂取量が増えず、その結果筋肉の増加につながらなかったのです。

そこで、運動の負荷を高めるために自転車エルゴメータやダンベルマシンを使って実験をしたところ、筋力や持久力に10%以上の向上が見られたのだそうです。

しかし、この自転車エルゴメータやダンベルマシンを体育館などの施設設置し、その使い方や運動プログラムを適切に指導できるトレーナーを確保するには経費がかかってしまうという問題があります。

そんな課題を克服するために生まれたのが、道具も何もいらない「インターバル速歩」だったのです。

ゆっくり歩き（その人の最大体力の40%）と早歩き（同70%）を３分間ずつ繰り返し、これを１日５セット、週４回の頻度で５ヶ月間実施した結果、体力向上などの効果が見られたそうです。

現在も「一日一万歩」を目指して歩いている方、それが悪いわけではありませんが、その一万歩歩く時間の中に、ぜひインターバル速歩を取り入れてみてはいかがでしょうか？