好歩好日 ~Good Life with Nordic Walking~

美しい風景や街並み、ステキな方々、美味しいものとの出会いを楽しみに地元を歩くのが好きな「郷土ウォーカー」のブログです。 最も効率良く歩ける手段としてノルディックウォーキングを愛好しています。 歩くことでカラダだけでなくいつの間にかココロも元気になっている、そんな「歩き」を広めていきたい。主に宮城県を中心としたノルディックウォーキングの情報も掲載しています。(ページの最後にNWイベント情報をまとめたカレンダーがあります。PC版でご覧下さい。)

塩竈の歴史的建造物探訪

1200年以上の歴史のある塩竈市中心部には、歴史的な構造物がたくさん残されています。

今日は、平成27年度塩竈学まちづくり学習事業「歴史的建造物探訪」に参加し、旧亀井邸・旧ゑびや旅館・塩竈市杉村惇美術館の3ヶ所を巡ってきました。

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最初は大正13年建造の旧亀井邸

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説明をしてくださるのは東北工業大学の高橋恒夫教授です。

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欄間と格(ごう)天井

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左右に開く雪見障子

私はこの旧亀井邸に何度も訪れていますが、障子の組子(格子に組んだ木の部分)に面取りがされていること今回初めて知りました。

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洋館の格天井

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2ヶ所目は明治初期に造られた旧えびや旅館

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窓の外には駄菓子の山田屋さん

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二階の間の格天井は違う板が組み合わされて、美しい格子模様になっています。

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座ると目の前には御釜神社
こんな一等地に造られた旅館は、さぞ格式が高かったことでしょう。

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三階の桜の間の天井
まさに満開の桜が描かれています。


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最後は、昭和25年に建造された旧公民館
現在は塩竈市杉村惇美術館になっています。

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1階は鉄筋、2階は木造というハイブリッドな作り

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美術館展示室の木造トラス屋根

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展示室部分を外から見ると窓があります。

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木の集成材を使った高さ9.7mの大きな空間は大講堂
この美しいアーチは逆さ懸垂曲線(逆さカテナリー曲線)なんだそうです。


見どころが一杯すぎて書ききれないので、このブログでは天井と窓に絞ってまとめてみました。


この3ヶ所の建物は歩いてすぐの距離にあります。
ぜひこれらの歴史的建造物を巡りながら、塩竈のまちを歩いてみてはいかがでしょうか。