毎年恒例、福島県桑折町で行われた「選奨土木遺産”西根堰”巡り健康ウォーク2016」に参加してきました。
10kmコースと5kmコースの2種類あり、私はもちろん10kmコースです。
西根堰は上堰(26km)と下堰(12km)があります。
この上堰の水路勾配は1/3000~1/1000で、勾配1/3000というのは3km流れて1m下がるというとても緩やかな勾配になっています。つまり非常に高度な土木技術で作られたということです。
まずは上堰に沿って歩いていきます。
ここは「芝堤頭首工」
頭首工とは水の取り入れ口のこと。でもここは上堰の始まりではなく産ヶ沢川と交差する中間の取り入れ口です。いわば川と堰の交差点で、川の下流にも堰の下流にも水が流れるようにしてあります。
続いてこちらは西根下堰
下堰の方が歴史は古く、大坂夏の陣が終わって3年後、当時の領主上杉景勝候が工事に着手し完成させたそうです。
ここは藪内サイフォンとよばれる場所で、こんどは産ヶ沢川の下を堰が通っています。いわば川と堰の立体交差です。
この川の下を堰が通っているのです。
下堰沿いを歩く。
陣屋の杜公園
かつて桑折代官の陣屋がおかれていたところ。
紅葉の名所ですね。
旧伊達郡役所
明治16年に建てられた国の重要文化財。中も見学することができます。
桑折町は良質な桃の産地で毎年皇室に献上しており、今年「献上桃の郷」が商標登録されたと町長さん開会式でがおっしゃってました。
10km歩いてゴール。ホタピーが待っててくれましたよ。
昼食に温かい豚汁!
参加記念品のりんご(フジ)
イベント最後のお楽しみ、ジャンケン大会
私は今年も、まったく勝ち進めませんでした(泣)
またチャレンジします!