先週土曜日の白石NWで初めて体験した「おらほのラジオ体操」。私の会社では毎朝始業前にラジオ体操を行っているのですが、今週月曜日の朝は、ついつい思い出し笑いをしてしまいました。今では心の中で「いず、ぬっ、さん、す」と掛け声をかけながら体操をしています。
この「おらほのラジオ体操」は、石巻の地域コミュニティ再生プロジェクトとして地元メディアが中心になって実行委員会を立ち上げ、被災者の健康を願って発案されたものです。昨年10月には市民が参加した動画がYouTubeで公開され、CDも販売されています。
ところで”普通の”ラジオ体操は、最近また究極のエクササイズとして本が出され、見直されていますが、以前にNHKの「ためしてガッテン」でもラジオ体操の効果を紹介していました。
ラジオ体操を日課にしている人は、そうでない人に比べて、何かにつまづいたり、不意にバランスを崩しても、転ばないように姿勢を立て直せる能力が非常に高いそうです。年を取ってから転んで骨折すると、治りも遅いし運動もできないので、ますます体力低下が進むという悪循環に陥ります。場合によっては生死にも関わることになります。
ラジオ体操には、日常生活ではあまり行わない体の動きが多く含まれるため、脳が様々な体の動きを覚えられるのだそうです。不意にバランスを崩したとしても、体の動かし方を知っている脳は、その状況にあった指令を出して体をコントロールできるので、転倒を防ぐことになるのです。
ウォーキングも体力づくりには重要ですが、同じ運動を繰り返すばかりではなく、ラジオ体操などで、さまざまな体の動かし方を自分の脳に覚えさせることも大切だと思います。
なんだか、うんちくのようになってしまいました。
「はいぃ、ごぐろうさまでしたぁ~」