好歩好日 ~Good Life with Nordic Walking~

美しい風景や街並み、ステキな方々、美味しいものとの出会いを楽しみに地元を歩くのが好きな「郷土ウォーカー」のブログです。 最も効率良く歩ける手段としてノルディックウォーキングを愛好しています。 歩くことでカラダだけでなくいつの間にかココロも元気になっている、そんな「歩き」を広めていきたい。主に宮城県を中心としたノルディックウォーキングの情報も掲載しています。(ページの最後にNWイベント情報をまとめたカレンダーがあります。PC版でご覧下さい。)

利府城址(館山公園)

今日は利府町内を歩いてみることにした。
起点は利府駅。駅前でウォーミングアップをしてからスタート。
利府駅.jpg
利府駅は、東北本線の支線である利府線のターミナル駅であり、ここでレールが止まっている。線路ファンにはたまらない?
行き止まり.jpg
この利府線は昔の東北本線だったが、松島駅との間が急勾配の山ルートだったため、新たに海側にルートができ、その後で利府-松島間が廃止されて、岩切-利府間だけが残った。
その廃線跡であろう道を北東方向へ進むと、森郷児童公園がある。その公園には「ED 91 11」という電気機関車が保存されている。
ED9111.jpg
 
さらにその先には、蒸気機関車C58-354もある。車両好きにはたまらない?
蒸気機関車.jpg

公園の先には、線路跡だと思われる道がずっと続いている。廃線跡好きにはたまらない?

この道をずっと歩いていくわけにはいかないので、公園前の石巻街道を利府駅方面に戻る。

廃線跡.jpg
山の上が淡いピンクに染まっている。そこが利府城址
  • 館山公園遠景.jpg

 

利府小学校の脇道を入る。ちょうど2時間目が終わったところで、子供たちが校庭で元気に遊ぶ姿が見えた。写真を撮っていたら、「あっ、カメラマン!」と小学生に言われた。いいえ、2本の棒を使って歩きながら時折写真を撮るただのおじさんです。

  • 利府小学校の脇.jpg

 

坂道を登ると、そこには桜で覆われた別天地があった。平日のためか、お花見をしている団体の姿はなく、静かに桜を楽しむことができた。ちょうど散り始めで、桜吹雪の中を歩くのはとても気持ちが良かった。

  • 利府城址.jpg

利府城址を後にし北側を回って戻る途中、鳥居とその奥に続く石段を発見! ここは雷神社というらしい。
雷神社.jpg

その石段を登ってビックリ!大きなシラカシの木が参道の真ん中に鎮座しているではないか。社殿も隠れて見えないし。とても威風堂々とした御神木だった。
雷神社2.jpg

さて、歩道橋で利府街道を渡り、郷土資料館の東側にある利府駅前2号公園に向かった。ここには、利府梨の古木「真鍮梨」がある。1884年に栽培を始めたときの苗木の1本だそうだ。今では利府といえば梨、といわれるほどの特産品になっている。
利府の翁1.jpg
梨の花.jpg
その公園のそばにある利府郵便局。ふと出入口の上を見ると段ボールで作ったひさしがあり、その上にはツバメの巣が。ツバメと人間との共生といったら大げさかもしれないが、作った方々のやさしさが感じられた。
利府郵便局2.jpg
 
利府駅まで戻り、歩いた距離はおよそ6キロメートル。 汗ばむほどの陽気の中、利府の自然を楽しむことができた。