例年なら東北地方も梅雨明けしている頃ですが、今年は全然明ける気配がありません。でも山の天気予報によると、月山は午前中だけ晴れる予報だったので、残雪を楽しみに登りに行くことにしました
ペアリフト下駅の周辺にはニッコウキスゲが咲いていました。
姥沢口からの登山道で一番キツイのは、実はこのペアリフトまでの道だったりします。意外と急で、下る時にも疲れた足にけっこうきます。
残雪を歩くのでアイゼンを着けてみました。アイゼンがないとダメだという訳ではなく、ただ久し振りに使ってみたかっただけです。
短い距離でしたが、雪の感触を楽しむことができました。
アイゼンがあれば安心ですが、この程度の残雪ならキックステップで充分です。
時おりホラ貝の音を響かせながら歩く白装束の修験者の方たちとすれ違いました。
白装束は死に装束。この出羽三山を参拝することで身を清め、生まれ変わろうとしているのです。現代人はどうしても世間の価値観に左右され、他人と比べてしまう生き物ですから、このような山の中で修行し、自分を見つめ直すことが必要なんでしょうね。
鍛冶小屋跡に咲くハクサンフウロ
見上げれば青空に白い雲
山頂の月山神社と山頂小屋
一等三角点は月山神社の北側にあります。
ミヤマアキノキリンソウ と ハクセンナズナ
しかし、月山には金剛杖が似合いますね。
下山の最後はリフトでのんびりと。疲れた足をブラブラさせるととても気持ちがいいです。
今回は、一人マイペースでの山登りでした。
山に登っていると下界のイヤなことも忘れ、確かに生まれ変わった気持ちになりますね。これまでは家族で登ることがほとんどでしたが、自分ひとりで歩く機会もつくっていこうと思います。