ここは青森県つがる市にある高山稲荷神社
長い参道を上ると立派な拝殿
拝殿の裏にある三王神社からは日本海を見渡すことができます。
さっき上ってきた参道と反対側に下りると、そこは別世界。
ありました、これが千本鳥居。
鳥居は俗世間と神域を分けるもので、一の鳥居、二の鳥居と進むにつれて聖性が高まります。これだけ鳥居があったら、どれだけ神聖なんだろう!
鳥居を抜けると神明社
振りかえった景色。まるで真っ赤な龍が飛んでいるようです。
鳥居を数えてみたら202基でした。塩竈神社の表坂の石段と同じ数だ!
ちなみに「千本鳥居」の千本とは本数を表すのではなく、たくさんあることを意味しています。
千本鳥居といえば、お稲荷さんの総本山、京都の伏見稲荷大社ですが、そこの鳥居の数は千本どころではありません。
お稲荷さんがずらーっと並んでいます。
写真には撮っていませんが、小さなお稲荷さんもふくめて、ものすごい数が奉納されています。
このお稲荷さんこそ、千体くらいあるのではないでしょうか。
立派な社務所(参集殿)
帰り際に撮った大鳥居
津軽半島のこのあたりは、沖積低地を利用した畑や針葉樹林帯ばっかりというイメージでしたが、これほど立派な神社があるとことに驚きました。たくさんの信者や参拝者に支えられているということで、つまりそれだけ豊かな土地なんだなということが行ってみて分かりました。
公共交通機関を利用するにしても最寄りのバス停から徒歩で30分らしいです。クルマがあってもそう簡単には行けないこの高山稲荷神社。もしかしたらその分だけ京都の伏見稲荷大社よりもご利益があるかもしれませんね。