好歩好日 ~Good Life with Nordic Walking~

美しい風景や街並み、ステキな方々、美味しいものとの出会いを楽しみに地元を歩くのが好きな「郷土ウォーカー」のブログです。 最も効率良く歩ける手段としてノルディックウォーキングを愛好しています。 歩くことでカラダだけでなくいつの間にかココロも元気になっている、そんな「歩き」を広めていきたい。主に宮城県を中心としたノルディックウォーキングの情報も掲載しています。(ページの最後にNWイベント情報をまとめたカレンダーがあります。PC版でご覧下さい。)

みやぎ県民大学(カキ剥きの部)

宮城県志津川然の家で開催された「みやぎ県民大学~生き生き健康づくり! 歩・食~」


午前中のノルディックウォーキングの後、午後からはカキ剥き体験です。


カキ剥きの道具はいくつかあるそうですが、志津川ではこの様なT字型のナイフを使います。


カキは南三陸町の「戸倉っこカキ」です。
震災で壊滅的被害を受けたカキの養殖を一から立て直すため、養殖数を今までの3分の1に減らしたことで成長が速まり、短期間でしかも美味しいカキが養殖できるようになったそうです。しかも日本で始めて国際的なASC 養殖場認証を受けたということで、非常に価値のあるものです。

【ASC養殖場認証とは】

2009年に設立された「ASC(Aquaculture Stewardship Council : 水産養殖管理協議会)」が、環境に大きな負担をかけず、地域社会(人権や労働等)に配慮した養殖業を認証する国際的な認証制度。


カキを剥くときは平たい殻を上にし、殻の合わせ目を探してナイフを突き刺します。この時に注意するのは、カキを手に持たず木の板に置いて作業することです。持ったままだとナイフを手に刺してしまう恐れがあるためです。
殻の合わせ目にナイフが刺さったら、カキの根元から6:4くらいの位置にある貝柱の下側を切ります。殻が開いたら、今度は平たい殻の方の貝柱を切って身を取り出せば成功です。


さあ、カキをもらって始めましょう。


そうそう、最初は木の板の上に置いてナイフを突き刺すのでしたね。


一人で3個剥きます。少し殻のカケラが入ったりしましたが、意外と上手に剥くことができました。


そして自分が剥いたカキを焼いて食べます。
これがホントに美味いっ! 味付けは一切不要。磯の味が口いっぱいに広がります。
正直、もっと食べたい(笑)


そして自然の家特製、タラの入った海鮮鍋も。


こちらもカキがたっぷり!


あまりにもお腹が一杯になったので、腹ごなしに参加者みんなで自然の家の裏にある野鳥の森を散策。


散策路には、リスが食べた残した松ぼっくりの芯(通称エビフライ)がたくさん落ちていました。


志津川の美しい海を見ながら歩いて、そして志津川の海の恵みを味わう。なんて贅沢なんでしょう。そして参加費は格安っ! 参加者が増えすぎて抽選で外れてしまうと残念ですが、でもぜひ多くの方に参加して海を満喫して欲しいと思います。

運営に携わっている自然の家の先生方は、企画から下見、運営、後片付けと大変かと思いますが、また来年度も開催していただけるとありがたいですね。